【資料編】zoomなどを利用したオンラインプレゼン

【資料編】zoomなどを利用したオンラインプレゼン

zoomなどのオンラインプレゼンにおける資料づくりについて、お話しします。

みなさん、こんにちは。ベビー用品・育児雑貨専門店HACHIWARE(はちわれ)の岡本佳子です。私は2021年の取手市・龍ヶ崎市主催のビジネスプランコンテストで最優秀賞をいただくことができましたが、その時に気づいたのは、整えておくことは非常に大切だということでした。それはビジネスコンテストに限らず、仕事でのオンラインプレゼンについても同様だと感じており、初めてzoomなどでオンラインプレゼンをする方で「どうやったらいいのだろう?」と悩んでたり、困ってる方のためにこの記事を書きます。


今回は、「オンラインプレゼンにおける資料づくり」についてです。

私はもともとメーカーに勤めており、プレゼンもしておりましたが、どちらかというと社内向けプレゼンでした。その時の資料作成は、

1,まず結論
2,現状分析
3,再度、結論について念押し

の流れで作っていました。聞き手は結論を聞いたら、なぜその結論に至ったのか知りたくなります。そのため、結論の後には根拠を述べると効果的です。2の現状分析では、実際のリアルな情報を収集して分析を行っていたため、「説得力がある」として、大抵の企画はこの資料の作り方でOKをもらえています。

しかし、今回は「自分の考えた事業をアピールする」プレゼンで、しかも、まだ架空のお店です。お店としての実績はもちろん、データーもないし、「はて、どうしたものか」と悩みました。

聞き手も上司とかでなく、市役所、大学の学部長や教授、商工会の理事、部長さんなどの審査員の方々へアピールするのです。

一応、ビジネスコンテストの審査基準については、下記の通り聞いております。

【市民部門】地域貢献度、新規性、継続性、実現可能性、成長性、プレゼンテーション性の審査基準で選考。
地域貢献度・継続性・プレゼンテーション性に加重。

「これは主催は取手と龍ヶ崎の市だから、ビジネスよりも地域への貢献の方がウケがいいのか?」など、どのポイントをアピールするべきなのか非常に迷いました。

迷ったまま、セミファイナルへ挑戦。何とか受かりましたが、いまいち掴みがわからないままでした。

その後、ファイナルまでの間に、プレゼンセミナーを取手Match、代表理事 吉田さんが行ってくれたのですが、アピールポイントがよくわからないまま、いろんな情報を詰め込んだプレゼン資料を公開しちゃったんですよね。このときの資料は、「育児市場の話→お店の紹介→ターゲット地域(西取手)の話→地域貢献」といった流れで作成しており、ほぼ【地域貢献】に時間を置いた感じでした。そこでずばりと、

「いろいろな情報があると、聞き手は何の話をしていたか、頭が混乱する。お店に関することは数分で終わってしまった。聞き手はどちらかというと、マーケティングの話を聞きたがる人が多いよ?」

と言われ、ハッとしたんです。これはビジネスの話を重視でやっていいんだと(笑) しかし、審査員の方の中には、地域貢献についても重視したい人もいるだろうから、一応入れておいた方がいいだろう。・・・そうだ、最後の最後でさらりと出して、3分の質疑応答で知りたい人が現れたら、資料を提示して説明してしまおう! と考えたのです。

そして、最後に考えたプレゼン資料のストーリーはこんな感じ。
「プロフィール(自分の実績)→商品システムの紹介→子どものファッション事情についてのママの気持ち→当店なら叶いますよ→ポジョニング→育児市場の話→ターゲット地域(西取手)の話→自分の実績で行えるマーケティングの話→地域貢献」

整理していくと、

現状分析は?・・・
ママたちは子どもに他の子とかぶらない服を着せたい、雑貨を持たせたいと思っている。その気持ちの裏には子どもを愛する気持ちがあるから。
結論は?・・・その問題解決として、当店を作る。
どのようにして(解決案)?・・・Web戦略で広めていく。

これを飼料用に整理して箇条書きにすると、
1,結論(お店の紹介)
2,現状分析
3,解決案
といった流れになっていると思います。これで骨組みはできあがりました。

次に資料を作っていきます。

これはリアルなプレゼンでも言えることですが、1ページのプレゼン資料に多くの情報を入れすぎないことです。がっちり細やかな表を作って説明しても、聞き手には見えません。ダラダラ話していても、聞き手に届くのはほんの一部。聞き手の集中力も無くなっていくでしょう。

伝わるプレゼンをするためには、伝えたいことをシンプルに明確化する必要があります。聞き手の立場に立って、聞き手の興味をひくような、ニーズが高い情報を取捨選択し、できるだけわかりやすく伝えることが大切だと思っています。

資料に入れるのは、最低限の情報で!根拠となる情報も、グラフや図などでシンプルに、その方が印象に残る資料となると思います。

大切なことは、最終的に何が言いたいのか手短にいえるようになることです。私の例でも分かる通り、伝えたいことや資料が多すぎると、結果的には自分でも何を伝えたいのかがわからないプレゼンになってしまうんです。

また、資料作りの際に、資料に入れる写真や画像は、著作権についても考えておきましょう。

私は、adobe ストックの有償・無償画像のほかに、刺繍の画像も必要でした。

このビジネスコンテストに応募する前に、実は欲しい刺繍ミシンがありました。それは、タジマ工業さんのsaiです。この時はどちらかというと趣味の延長で買おうかなと思っていて、タジマ工業さんのマーケティング部を通して、取扱店から見積もりも出してもらっていたんです。金額が100万近いので、主人にも了解を得て、東京にある上野の取扱店に見学も行こうと考えていたのですが、コロナ第3波がきてしまい、保留になっていました。

刺繍でビジネスをすると思ったとき、やっぱり1番買いたいミシンの本命は、タジマ工業さんのsaiです。開業の準備が整ったら購入することを前提に、資料をいただけないか相談したところ、快く承諾を得ることができました。

現状、自分で用意できない資料や画像でも、先方に相談してみるのもいいとおもいます。

まとめ

 

・聞き手は何を求めているか

・プレゼンの目的は何か

・資料ストーリーは、ゴールを見据えて構成していく

・資料にいれる情報は、最低限にシンプルに

 

最後になりましたが、本当に今回の最優秀賞は、様々な縁でつながって、その縁でいただけたことと思っています。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。


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